ブタおよびその他哺乳動物の精液保存液の製造・販売
人工授精用の希釈液です。タンパク質や抗生剤を添加していませんので、それぞれの用途に合わせた抗生剤の使用により、安心してご利用いただけます。 冷蔵庫で1ヶ月の保存が可能です。使用法・人工授精の実施法については 株式会社ヒロスワインにお問い合わせください。 なお、到着直後にもかかわらず(製造年月日は蓋にシールを貼ってあります)液が白濁している、黄色に変色しているなどがあった場合は使用せず弊社までご連絡ください。代替品をお送りします。ただし代理店などで長期間保管されていた場合は(製造年月日から時間が経った商品が納入された場合)商品の不良については代理店に問い合わせください。
①
希釈液を35℃に加温する②
①の間に精液採取③
精液検査後、ダイレクト希釈④
室温で30分以上放置、その間にボトル分注※この時、空気が入らないようにボトルをへこませておきます。
※保存中の転倒混和は行わない
①
精液の一部を試験管や遠沈管にとっておき、希釈液のボトルを開封して中に空気を入れる。②
転倒混和する。※空気を入れることなく温めても酸欠のため、運動性は高まりません。
かならず、開封(空気を入れる)後に転倒混和(酸素を精液に溶かし込む)という作業を行ってください。
③
37℃に設定した恒温水槽で15~30分間加温する。※加温時間は、保管期間に伴って長くする必要があります。
30分でも運動性が不十分な場合、最大60分程まで加温してください。
④
スライドガラスを39℃のガラスプレートで加温し、5~10μリットルの精液を滴下する。⑤
同様に加温したカバーガラスで覆う。⑥
顕微鏡で観察する。注 意
顕微鏡での観察時には、ピントの合わせ方に注意します。スライドガラス表面では、精子がスライドガラスに接着するため、良好な運動性を観察できません。 スライドガラスにバインダー補強シールを貼ったものや、ホールガラスを用いて精子が泳ぐ空間を作り、 カバーガラスとスライドガラスの間の液中にピントが合うようにすると、良好な運動性を観察できます。 また、保管期間が長くなると精子が目覚めて泳ぎ始めるのに時間がかかります。